前作ハチクロ (ハチミツとクローバー) が、登場人物たちがそれぞれ抱く 『恋』 の物語だったので、
今回の主軸は何だろう……と思っていたら、5巻でようやくわかってきた気が (遅っ
喪失と痛みの先に…掴もうとしたり、創ろうとしている何か…の物語なのかも。
少年誌だし、中学生でプロ棋士になった少年が主人公だし……と、よくありがちな試合メインの
成長 (上達) 物語になっちゃうのかなぁ…いやいやウミノさんだしアリエナイでしょ…と
よくわからなかったのだけど、何にせよ、生身のヒトの熱さや気持ちが伝わってくる作品になってます。
面白い、と言ってはいけないような、背筋が伸びる場面もあり
やっぱりウミノさんのあたたかい懐を写しているような、和む場面もあり
最後まで読み続けたい物語です。
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